原因不明のめまい、もしかしたら肩こりからかも

めまいはさまざまな原因によって引き起こされます。

そして、中には肩こりがめまいの原因になっている場合もあるようです。

特に首を動かしたときにクラリときたり、フラフラと体が揺れるように感じるめまいは肩の症状と連動しておきているのかもしれません。

肩こりが原因だと疑われるめまいとその対処法をご紹介します。

自分のめまいが肩こりに関係しているか見極めて、正しく対処することが大切です。

グルグル?フラフラ?あなたのめまいの種類はどっち?

めまいにはグルグル目が回る『回転性めまい』や、気が遠くなったり、体が揺れて感じるような症状など、いろいろなものがあります。


あなたのめまいはどのような特徴がありますか?


それぞれの特徴を確認しましょう。


 


〇『グルグル』目が回る回転性めまい



グルグルと目が回るめまいは回転性めまいと呼ばれる症状です。


回転性めまいは、自分自身か周囲のもの、またはその両方が動いているか回転しているように誤って感じられるめまいで、通常は吐き気とバランス感覚の喪失を伴います。


MSDマニュアル家庭版より引用



重症化すると目が回り、起き上がるのも億劫になりますが、軽度の場合じっとしていればそれほどめまいを感じません。


しかし起き上がったり、頭を動かすととたんに目が回ってしまいます。


回転性めまいは乗り物酔いしたときに良くみられる症状です。


体の向きや角度を感じ取る三半規管の異常が原因で引き起こされます。


また、内耳炎などで三半規管がダメージを受けると、平衡感覚を失い目を回した感覚に陥ることがあります。


また、回転性めまいはメニエール病によっても引き起こされます。


メニエール病は詳しい原因は良くわかっていませんが、音を聞き取る蝸牛と呼ばれる器官の周囲がむくんでしまうことが原因だといわれています。


そのため、めまいの他に難聴や耳鳴りを併発します。


 


グルグル目が回るめまいの場合、肩こりに原因がある可能性は低いです。


原因は内耳や内耳の神経経接続部の不調にある場合が多いので、早めに耳鼻科を受診するようにしましょう。


 


〇『フラフラ・フワフワ』体が安定しないめまい



回転性以外のめまいの特徴は、頭や体がフラフラ揺れている感覚、歩いているとフワフワと浮いているような感覚、椅子に座ると下の方へ引き込まれる感覚に陥ることです。


めまいの中には重大な病気によって引き起こされているものもありますが、このように体が動揺するような感覚に陥るめまいのほとんどは重大な病気によるものではありません。


さまざまな要因が重なり合って引き起こされているケースが多く、日常生活の中で考えられる要因として次のようなものがあります。


 


1.耳の後ろや頭の周りの筋肉の緊張


肩こりを感じているとき、首や肩の筋肉は緊張して固まっています。


特に、肩や首にある僧帽筋はうっ血しやすく、こりやすい筋肉として知られています。


首筋の筋肉は耳の後ろや頭にかけてつながっていますので、この緊張が伝搬して頭部の血行を阻害したり、頭痛を引き起こします。


この緊張型頭痛とよばれる頭痛は、肩こりと併発しやすいのが特徴の頭痛で、船酔いしたような吐き気やめまいを感じることがあります。


特に思い当たる疾患がないにもかかわらず、めまいの症状が残ったり、長時間デスクワークをした後に立ちくらみやめまいが起きるといった場合には、肩こりや血行不良が原因になっている可能性があります。


 


2.脱水


 


脱水状態に陥ると、立ち上がったときにめまいを感じることがあります。


このようなめまいは水分を補給することでたいていの場合で改善します。


 


3.視力の障害


 


私たちがバランスを取るときには、視覚から得られる情報に頼っています。


そのため、もし体が感じている感覚と目から得られる感覚にズレがあるとき、脳が混乱してめまいを感じてしまうことがあります。


めがねを新調したり、視力が低下したことがきっかけで、めまいになってしまうことがあります。


 


4.老化


バランス感覚をつかさどるからだの器官の中には加齢とともに機能が低下してしまうものがあります。


たとえば、目が見えづらくなったり、内耳の細かな構造が変化してしまったりといったことで、バランス感覚が低下していきます。


その結果、体が必要とする血液量の変化に対応しきれず、立ち上がったときにめまいを感じたり、気が遠くなったりすることがあります。


 


5.そのほかの病気


また、動揺性めまいは脳梗塞や脳出血といった恐ろしい脳神経の疾患によっても引き起こされます。


ほとんどの場合、体を動かしにくい、歩行が困難になるなど明らかな神経症を併発しますので、それらの症状から見分けることができます。


その他、動揺性めまいは貧血や高血圧、低血圧、糖尿病などによっても引き起こされます。


めまいが続くようなら、一度病院で診察してもらいましょう。


こりをほぐしてめまいを改善・予防しよう

めまいの中でも肩こりが原因のものは、筋肉の緊張をほぐしていくことで、改善していくものがあります。


肩こりからくる動作性のめまいの特徴がある場合、次のような方法を試してみましょう。


 


安静にして疲れをとる


安静にして全身の疲労を取り除くことがめまいを取り除く第一歩です。


めまいがひどく動くことが億劫なときは、症状が治まるまで安静にしましょう。


 


ストレッチをして筋肉のこりをほぐす


筋肉の緊張を取り除き、血行を良くするためにはストレッチがおすすめです。


ストレッチは毎日続けることが大切です。


そして筋肉を動かさない日があると、筋肉は元の固さに戻ってしまいます。


毎日行うことで徐々に筋肉の緊張が取り除かれ、肩や頭が軽くなっていきます。


 


首筋を温める


首筋を温めて、血液の流れを促しましょう。


 


使い捨てカイロや蒸しタオルなどを活用し、やけどに気をつけて首筋を温めましょう。


また、ゆっくり入浴をすることで全身くまなく温めることができます。


毎日できるだけゆっくり湯船につかるようにしましょう。


 


 


 


立ち上がる前に手足を動かす


立ち上がったときにめまいを感じ手いる場合、立ち上がる前に手足を動かしておくと、症状が緩和されることがあります。


また、脱水によってめまいが引き起こされている場合を考えて、水分を小まめに補給しましょう。


まとめ

めまいのほとんどは重大な病気ではなく、疲労や脱水などで引き起こされているようです。


まずは体を十分やすめ、それでも改善しないようなら専門家に相談することをおすすめします。


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