肩こりの原因はまぶたの弛み【眼瞼下垂】にあるのかも。


最近、目の整形手術を受ける方が増えているようです。

といっても、大半は美容目的ではありません。

頭痛や肩こりを改善しようと、まぶたがたるんでしまう「眼瞼下垂症」の治療を行っているのです。

それっていったいどういうこと?

まぶたが下がる「眼瞼下垂」はいろいろな不調の原因に!

手術をしているのはまぶたの筋肉。


まぶたを引っ張り上げる筋肉が衰えて視野が狭まると、体のいろいろなところに影響が及んでしまうことが、最近わかってきたのです。


―――これは私が在籍する信州大学形成再建外科の松尾清教授の理論ですが、まぶたを擦る癖のある人(アトピー、逆さまつげなど)、コンタクトレンズをしている人などは、まぶたを上げる筋肉の端がゆるみやすく(腱膜性眼瞼下垂)、年齢が進むにつれ目が開きにくくなり、これを補うために額や首、肩の筋肉を無意識に収縮させるので、頭痛・肩こりがおきる―――


松波総合病院『腱膜性眼瞼下垂と頭痛・肩こり』より引用


 


私たちのまぶたを引き上げている腱は、加齢やそのほかの要因で次第に緩んでしまうことがあるようです。


そして、一度緩んでしまうと、引き上げようとするときにより強力な信号を出さなければいけません。


そのことが、通常は見上げるときにしか収縮しないような頭や首の筋肉を収縮させてしまい、頭痛や肩こりの引き金になってしまうというのです。


眼瞼下垂は図のようにまぶたが下がってくるのが特徴です。


あなたのまぶたはどのようになっていますか?



どうしてまぶたが垂れるの?


なぜ、まぶたが垂れてしまうのでしょうか。


気をつけたいポイントは3つあるようです。


1.老化


眼瞼下垂は年齢とともに進んでくることが多く、老化の影響が大きいとされています。


松波総合病院によると、まぶたの構造上、生まれつき加齢とともにまぶたが垂れやすい人も多くいるようです。


2.まぶたを擦るクセがある


ボクサーのようにまぶたを傷つけたり、かゆみなどでまぶたを擦ってしまうクセがあったりすると、まぶたを引き上げる腱膜の一部が傷ついて、眼瞼下垂の原因になってしまうことがあるようです。


アトピー性皮膚炎やまつ毛が目に入りやすいといったことに心当たりがある人は特に注意が必要でしょう。


3.コンタクトレンズ


松波総合病院によると、もうひとつ気をつけなければならないのがコンタクトレンズを常用している人です。


コンタクトレンズの装着や取り外しの際にまぶたに力がかかったり、目の違和感からまぶたを擦ってしまうことが、まぶたの腱を傷つける原因になることがあるようです。


 


眼瞼下垂は片目で起こることもあれば、両目で起こることもあります。


片目だけまぶたが垂れてしまった場合には、目の大きさが左右で違ってくることになるので気がつきやすいでしょうが、両目でまぶたが垂れてしまった場合には、自分ではなかなか気がつかないことがあります。


最近、原因が良くわからない頭痛や肩こりに悩まされているという方は、一度まぶたをチェックしてみてはいかがでしょうか。


次のような症状に心当たりがあるのなら眼瞼下垂かも?

頭痛や肩こりに悩まされている方のうち、原因に思い当たることがないという方は一度まぶたをチェックしてみるといいでしょう。


たとえば、次のような症状があると眼瞼下垂の可能性があるようです。


○まぶたが重く感じる、垂れている


○左右で目の大きさが違う


○眉毛と目の間が以前よりも離れてきた


○目の上のくぼみが以前より大きくなった


○二重の幅が以前より太くなった


○いつも眠そうだといわれる


○目を開けると額にしわがよっている


参考:松波総合病院『腱膜性眼瞼下垂と頭痛・肩こり』


もし、心当たりのある項目が多いのなら、あなたの肩こりはまぶたが影響しているかもしれません。


「お目めパッチリ!」で肩こりの解消を目指そう


 


眼瞼下垂は一般的に50代以降で発症する人が多いとされていますが、コンタクトレンズや付けまつ毛などの影響で、若いうちに発症することもあります。


上のチェックリストに思い当たるものがあるのなら、一度眼科に相談してみてはいかがでしょうか。


 


 


もしくは、応急処置として二重瞼に矯正する美容器具を試してみるといいかもしれません。


美容器具は外せば元に戻ってしまいますが、つけている間はまぶたが持ち上げられて視界が広がります。


これ以上垂れてしまわないように、まぶたをこすったり、まつげを抜いたり、強い刺激を与えないように心がけましょう。


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