なぜ肩こりを感じたら鎖骨をほぐさないといけないのか

ズーンと重くつらい肩こり。

重症化してくると、じっとしているだけでもモヤモヤ・ズキズキしてきてなにも手につかなくなってしまいます。

肩こりの不快感を何とかしようと、肩の上面や肩甲骨の周りをマッサージしている方も多いと思いますが、実はそれだけでは不十分かもしれません!

今まで全く意識してこなかった『死角』に意外な伏兵が潜んでいるのです。

 

それは、『鎖骨』。

 

両腕を梁のように支える鎖骨は、ほかの部分に負けず劣らぬ働き者。

人知れず今この瞬間も頑張っている鎖骨をねぎらってあげないと…!

肩こりの意外な原因かも?腕を支える橋渡し『鎖骨』

肩こりの原因といえば、頭や腕の重さが方に集中してしまうことにあることがおおいようです。


もちろんこってしまうのは肩(肩の上面)というイメージですが、実は疲れているのはそこだけではありません。


ためしに、鎖骨の下にあるへこみを指でギューッと押してみましょう。


肩の上辺を押したときと同じような「痛気持ちよさ」を感じるのではないでしょうか。


意外かもしれませんが、鎖骨の周りも肩と同じようにこり固まっているのです!


 


多くの場合、肩こりの原因になる肩の疲れはぶら下がっている腕の重みで引き起こされます。


両腕のバランスをとるため、肩周辺は一体となって吊り橋のような構造になっています。


たとえるなら肩甲骨が吊り橋の柱、鎖骨は橋を引っ張るケーブルです。


肩周辺の広い部分がひとつになって腕の重みを支えているのです。


そのため、肩こりを感じているのなら、鎖骨の周りもこり固まっているかもしれないのです。


 


意識してみると、鎖骨の周りも重く動かしにくい感覚があることがなんとなくわかってくるのではないでしょうか。


肩こりを解消しようと思ったら、肩の上辺や肩甲骨の筋肉をほぐすだけではなく、鎖骨周辺の筋肉もほぐすようにした方がいいということ、納得していただけましたか?


肩と同時に鎖骨周りもほぐしていこう

肩こりの意外な伏兵についてわかったところで、鎖骨まわりのモヤモヤを取り除きましょう。


一人で簡単にできる鎖骨ほぐしの体操を2つご紹介します。


場所を選ばずできるので肩こりが気になるときに試してみてはいかがでしょうか?


 


〇上げ下げ体操


一番簡単に鎖骨の周りをほぐせるのが上げ下げ体操です。


立っていても座っていてもできるので、肩がこったと感じたらこまめに行ってみましょう。


 



  1. 右肩を下げて力を抜きます。

  2. 左手で右の鎖骨の下のくぼみに触れます。

  3. 人差し指と中指の2本の指で鎖骨の下のくぼみを円を描くようにほぐします。ほぐしながら徐々に右肩を上げていきましょう。

  4. 今度はほぐしながら右肩を下げていきましょう。

  5. 5回肩を上げ下げしたら、反対側も同じようにほぐしましょう。


 


肩を上げると筋肉が収縮して、肩を下げると筋肉が緩みます。


この伸縮をうまく利用して鎖骨周辺の筋肉を効果的にほぐしていきます。


 


〇肩回し体操


鎖骨の周りには細かい筋肉が何重にも重なって、表面だけをほぐしてもすぐに元に戻ってしまいます。


肩こりを解消しようと思ったら、肩を動かすことが重要なポイント。


指圧しながら肩を回すことで、奥にある筋肉も刺激しましょう。


 



  1. 右鎖骨の下のくぼみに左手の人差し指と中指をあて、右腕を時計回りにグルグル回しましょう。

  2. 数回回したら右腕を反対側に回します。

  3. 左手の指をあてる場所を鎖骨の内側から外側に向かって少しずつずらしていきましょう。

  4. 反対側の鎖骨も同じようにほぐしていきます。


 


ふたつの体操を終えると、モヤモヤしていたものがス~ッと消えて爽快感があるのでは?


今まで全く意識してこなかった鎖骨も、それほどまでに凝っていたのです。


正しい姿勢を心掛けよう

鎖骨ほぐし体操をご紹介しましたが、普段から鎖骨を疲れさせない工夫が必要です。


鎖骨は両腕を釣り上げている吊り橋のケーブル。


左右が傾いていたり、位置がずれていると重さに耐え切れず疲れやすくなってしまいます。


 


鎖骨の位置を意識して、正しい姿勢を心掛けましょう。


重たいショルダーバックを片方の肩にだけかけていると、鎖骨が傾きやすくなります。


ショルダーバックはなるべく使わないか、頻繁に左右で掛け替えるようにしましょう。


また、骨盤が左右どちらかに下がってしまうと、それと対応して鎖骨も傾いてしまいます。


そうなると吊り橋のバランスが崩れ、鎖骨だけではなく肩全体が疲れやすくなります。


座るときに足を組んでいませんか?


肩こりに悩まされている方は骨盤の傾きに注意してみましょう。


さらに猫背になると鎖骨が内側に丸まって、これも疲れやすい状態に。


胸を張り、鎖骨が自然と左右の肩を結ぶように心がけましょう。


 


鎖骨ほぐすと同時に、肩こりになりにくい姿勢を身に着けることが大切です。


 


鎖骨と骨盤は人の体の中で唯一左右に出張っている骨格。


体のバランスをとるうえで非常に大切な場所なのです。


鎖骨を意識することで疲れにくく、しなやかに動く体を手に入れることができます。


 


レッツ、鎖骨ライフ!


関連記事

肩こり閑話放題 お風呂の歴史

2017.02.21

いい湯だな~ 一日の終わりはやっぱりお風呂。お風呂に入ると、体がほぐれて疲れが溶けていく気がします。じっくりゆっくり浸かって、体の芯まで温めましょう。前回、効果的なお風呂の入り方で紹介したとおり、体を芯から温めるには10分から15分はお湯に浸からないといけないそうです。何もしないのは手持無...

ドライバーパパさん必見!運転中の肩こりどうすれば?

2017.02.17

[caption id=attachment_1566 align=aligncenter width=640] 長時間ドライブは体にかなりの負担がかかるもの。いいパパを演じるのも大変ですね。[/caption]こんな場面、心当たりはありませんか?―――年末年始の帰省、週末の遠出などなどなど……。「...

胸を開けば肩こりがよくなる!?姿勢をよくするストレッチ

2017.02.28

「午後になるとどうもボーっとして頭がはっきりしない。」「ずっと眠くてやる気が出ない」 頑張ろうとは思っているのに疲れがたまって頑張りきれないという人は重い肩こりを抱えているかも!?すわ一大事! そんなときは胸を広げて姿勢を矯正しましょう!呼吸も深くなって頭もスッキリするはずです。...

カテゴリーから記事を選ぶ