揉んでも良くならない肩こりの原因は筋膜にあった

日中はパソコンの前に座ってデスクワークの日々。

平日にたまった全身のこりは週末に整体院やマッサージ店を利用して解消する。

一週間のスケジュールがそんな感じになっている人も多いのではないでしょうか。

でも振り返ってみると、毎週末マッサージを受けているのに火曜日あたりからまた肩こりがひどくて仕事に集中できない、なんてことになっていませんか。

もしかしたら、揉んだだけでは治らない肩こりになってしまっているのかもしれません。

何か新しい解決策が必要です。

しつこくこびりついた肩こりをきれいさっぱり流し去るコツをご紹介します。

今日から始めて、金曜日になっても余裕の体を手に入れましょう。

肩こりの新常識。筋膜ってなに?

筋膜という言葉を耳にしたことがありますか?


『筋膜リリース』という言葉だったらテレビや雑誌で目にしたことがあるのではないでしょうか。


実は、肩こりの真の原因ではないかと最近注目されているのが筋膜なのです。


筋膜は筋肉を覆っている薄い膜のこと。


隣り合った筋肉同士がお互いに滑らかに動けるようにしています。


最近耳にするようになった筋膜リリースは、この筋膜をほぐして肩こりや腰痛を改善しようとする体操やストレッチのことです。


 


下の図のように、肩や首回りには大小さまざまな筋肉が集中していて、何層にも複雑に重なっています。



そんな場所では当然筋膜も重要な役割を果たしています。


ずっと同じ姿勢をしていて筋肉がほとんど動かない状態が続いたり、筋肉が酷使された状態が続くと、筋膜が筋肉に癒着したりよじれてしまったりします。


そうなると、筋膜に包まれている筋肉は動きたくても動けなくなってしまいます。


筋肉が滑らかに動けるように存在しているはずの筋膜ですが、癒着してしまうことで筋肉の動きを阻害してしまうとは、皮肉なものですね。


 


現代人は腕を大きく回したり、重たいものを持ったりといった表面の大きな筋肉を使う機会が減った一方、スマホを操作するなど細かい作業をして肩の奥にある小さな筋肉を酷使するようになりました。


このことが肩を表面からマッサージしても肩こりにいまひとつ効果が出ない要因の一つかもしれません。


肩の奥底にある筋膜がよじれてしまっているのです。


 


このように、筋肉の動きを阻害する筋膜こそが肩こりの真犯人担っているケースがあるようです。


筋膜リリースで肩こりを解消

原因がわかったらさっそく対処をしましょう。


筋膜リリースで、筋膜の癒着をほどいていきます。


意外にも、癒着した筋膜は指で支点を作って筋肉を動かすだけでも簡単にはがれるようです。


今すぐできる簡単な筋膜リリースをご紹介します。


 


〇肩甲骨のマッサージ



  1. 右手で左肩の肩甲骨をつかみ、肩甲骨の内側にあるこった部分を探しましょう。

  2. こって固くなった部分に指を押し当てながら、左手を後ろから前に10回、前から後ろに10回回しましょう。ひじを曲げ、大きく円を描くように回すのがポイントです。

  3. 逆の肩でも同じように繰り返しましょう。


ゴリゴリと筋肉がほぐれて、腕の動きがよくなっていくのがわかるはずです。


肩甲骨の動きがよくなると肩こり予防にも役立ちます。


 


〇鎖骨のマッサージ



  1. 左側の鎖骨の上側にあるくぼみに右手の人差し指と中指を押し当てます。

  2. くぼみを押したまま左腕を後ろから前に、前から後ろに、数回ずつ回しましょう。

  3. 今度は鎖骨の下にあるくぼみを押しながら、同じように腕を回しましょう。

  4. 反対側も同じように繰り返します。


指で押さえるところを少しずつ動かしていくと効果的です。


 


〇首筋のマッサージ



  1. 耳の後ろにある骨の突起の下側のくぼんだ部分から下に伸びる筋に沿って人差し指から薬指の3本を押し当てましょう。

  2. 背筋が丸まらないように気をつけながら、ゆっくり下を向きましょう。

  3. 今度は胸を反らさないように気をつけながらゆっくり上を向きましょう。

  4. これを2~4回繰り返しましょう。


 


指を押さえる部分を筋肉に沿って上下に動かしていくと効果的です。


特に、耳の後ろにある骨の突起の下のくぼみをほぐしましょう。


 


〇テニスボールマッサージ


テニスボールを使うことで、指先だけでは届かない肩の奥にある筋肉を刺激することができます。



  1. 仰向けになり、テニスボールを肩甲骨と背骨の間に入れて体重をかけましょう。

  2. 痛みがひどい場合は、できるところまでに留めておくことがポイントです。

  3. 腕で大きな円を描くように回してみましょう。


ボールを少しずつ動かしながら行うと効果的です。


テニスボールを使用することで強い刺激を加えることができますが、やりすぎるとかえって筋肉を傷めることもあります。


あくまでも気持ちいいと感じる範囲にとどめましょう。



こんな道具を自作しても気持ちよくマッサージすることができます。


 


マッサージはどれもゆっくりと呼吸をしながら行うことが重要です。


体を伸ばしてほぐす感覚を味わいながらじっくり行いましょう。


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